ヌメ革のバッグ

ナチュラル系のヌメ革でバッグをつくりました。
以前、作成の経過をご覧いただいたバッグですが、今まで作らなかったヌメ革で初めて作りました。
同じ様なヌメ革では、
   網目模様のトート
   万能な小財布
等を作ってきましたが、今回のビジネスにも使えるようなバッグは初めてです。

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傷一つ無いというわけではありませんが、元々、傷が1つもない革というのがある方がおかしいので、
  大きなキズ、目立つムラ
等がない一級品と言っても良いレベルのヌメ革です。
数カ月前に購入し
  何を作ろうか
  バッグ?小物?財布?
等と考えていました。
今回、革漉き機が到着しましたので、バッグを作りました。
 
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ヌメ革は、革の断面を加工する
  コバ磨き
という作業をして
  革の断面をツルツルにする加工
を施します。
しかし、今回は革漉き機が来たばかりですので、今回も持ち手の断面は内側に折り返す
  持ち手の四つ折り
で作り上げました。
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ナチュラルなヌメ革は、経年変化が一番はっきりと現れます。
悪く言うと
    汚れます
    汚れが目立ちます
    黒くなります
    汚れを取り除くことはできません
ので、一番やっかいな革かもしれません。
 
でもファンは多いんですよ。
今言った汚れは
    汚れか?
    経年変化か?
ということです。
はっきり言って、嫌いな人は嫌いでしょうが、ヌメ革が汚れるような状態になっていくのは
    経年変化
に間違いありません。
 
経年変化とは
    白い革が、少しベージュへ
    ベージュが茶系へ
    それがアメ色へ
    更に焦げ茶の様な濃いアメ色へ
そしてさらに
    黒光りして、革の一部が穴が開いたとしても、そこが魅力
といえるような状態に姿を変えることです。
 
今回のヌメ革はどのように変化していくのでしょうか?
私も分かりません。
使う方の使い方ですね。
 
大げさに言いますと、ヌメ革は手で触るだけでも変化するかもしれません。
手に油分が多ければ直ぐに変色するでしょう。
毎日使い、バッグを触ることだけでも変化が促進されます。
大事にクローゼットに入れ、年に数回の使用では、ほとんど変わらないでしょう。
雨に濡れたままほったらかしにすると、見るも無残な状態になるかもしれません。
 
以前、革のメンテナンスで説明させていただきましたが
   雨の中で野球をする少年が使っているのも革のグローブ
   バイクのつなぎも、雨や風、ホコリまみれになるのに革製
であり、革は濡れることより、濡れた後が大切なのです。
 
でも濡れないほうが良いのは当然ですね。
 
今回はデリケートともいえるヌメ革を使い、ビジネスにもお出かけにも使えるようなデザインのバッグを作りましたので、このような説明をさせていただきました。
 
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持ち手を少し長めにするだけで肩掛けも容易にできます。
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ファスナの取手部分もキレイに仕上げました。
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内側に少し毛羽立ちがあります。
ヌメ革は手を加えれば毛羽立ちは容易に抑えることができます。
しかし、今回の革は毛羽立ちといってもそんなに目立つものでもありませんでしたので、敢えて加工しませんでした。
加工するのは簡単なのですが、手を加えれば加えるほど、ナチュラルな革から離れていきますので、そのままにしています。

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表にファスナー付きのポケットを付け、その裏側部分にポケットを付けています。
内側のポケットは大きな物ではありませんが、スマホや定期程度であれば、余裕で収納出来るサイズです。
ヌメ革好きな方に手に入れていただきたいバッグになりました。

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